腰について
@ 無駄に横に振らない
「競歩は腰を振るもの」
そんなイメージを持っているならば捨てて下さい
競歩は前後に足を運ぶものです
左右に無駄な動きを付ける必要はありません
片足を前に出してみて下さい
普通に出した状態では二つの足の直線(踵とつま先を結ぶ直線)は平行な状態です
それ以上のストライドを確保しようとすると、腰を使う必要が出てきます
腰を前後に捻ることでストライドを大きくすることが出来ます
腰も使って足を前に出したとき、自然と二つの足は一直線上に来るでしょう
この腰を捻る動作は後ろまで足を残す上でも大切な動きです
さらに腰の動きの習得なしでは、試合で戦うためのスピードを出すことが出来ません
競歩を始める上で最も理解しにくいのが腰の動きでしょうが、毎日考えながら少しずつ改善していきましょう
ですから、日々の練習のストロールで考えるのは腰の動きです
こうかな?それともこうかな?
毎日試行錯誤し続けることで、楽に歩けるフォームに近づいていくでしょう
決して焦る必要はありません
経験を積んだ上級者でも、今よりもスムーズな腰の動きを求めて、日々試行錯誤し続けています
腰の使い方を考え続けることは全ての競技者の課題といってもいいでしょう
昨日よりもいい動きを目指して、今日も練習に励みましょう
そのために、綺麗なフォームの後ろに付いて真似をすることは効果的です
その他、他人のフォームを見る
ビデオで観察する
など積極的に観察するようにしましょう
自分に足りないものをどんどん吸収していって下さい
フォームを観察することは大切です
また、フォームを観察することで他人のレースを楽しむことが出来るようになるでしょう
あの人前傾しすぎやろ
膝曲がってるやろ
綺麗なフォームだなー
そんなことを考えながら競歩の観戦を楽しむ
そこまで出来たら立派な「race walker」の仲間入りです
A つま先は前を向く
つま先が内側を向かないように、まっすぐ保っておく・・・
・・・のではありません!
自然とまっすぐになるのです
意識しなくても自然とつま先が前を向くようになったとき、腰の動きが出来るようになってきたと言えるでしょう
ドリルを一つ紹介します
ラインの上に立って下さい
右足を前に出すときはラインより左に
左足を前に出すときはラインより右に
足が交差するように歩いてみましょう
このときには腰を使って、つま先がまっすぐ前を向くように注意します
スピードは適度に速く、リズムよく行いましょう
ドリルは指導者によっても考え方が異なります
しなければいけないと言う者もいれば
やらなくても問題ないと言う者もいます
僕もそんなにドリルを重要視していません
しかし、初めの頃やっていたという経験もあるのでここに紹介しておきます